RyuTakahashi

COQTEZ BLOG をご覧になってくださっている皆さまへ

このブログを管理しております、髙橋 竜 と申します。
ご覧いただき、まことにありがとうございます。

私は、幼少の頃より鉄道、それも昭和30年代頃に設計された国鉄の車両に強く惹かれていました。その姿を見るだけで何だかわくわくするというか、心に迫る包み込むようなやさしさを感じてきました。

なぜこんなに引き付けられるのか自分でも謎だったのですが、調べていくうちに当時の十河信二 国鉄総裁と 島秀雄 技師長の情熱や生き様が反映されたデザインに反応しているのだということに気がつきました。

プロダクトデザインはその設計者に似ると言われます。どうやら私は、鉄道車両というプロダクトに触れるだけでその思いを感じ取っていたようなのです。私にとってはそれがごく当たり前の感覚なので、逆になぜほかの人はわくわくしないのだろう?と子供の頃は不思議に思っていたくらいです。

私は2009年より、福岡市貝塚公園に保存されている国鉄ブルートレイン車両「ナハネフ22 1007」の保存活動をボランティアで行っています。その2度目の修復のためにクラウドファンディングを実行していた 2017年5月頃に「国鉄の歴史」と題してプロローグ/エピローグを含む25話で構成される物語を書きました。

数十冊の文献を読み込み、国鉄どころか鉄道そのものに特に知識がない方にもできるだけ理解しやすいように、なぜ私がこの感覚になるのかを論理的に分かりやすく説明したいと思って書いたものです。

鉄道という分野に限らず、またどんな時代にも、これからの世代のために世界を変えようと奮闘されている方々がいらっしゃいます。時速200kmを超える世界初の高速鉄道を実現したリーダーたちもまさにそのようなヒーローだったということをこのブログを通して知っていただけたら幸いです。

2022年9月24日

(古い写真は、新潟県十日町市の親戚宅近くを走る当時の国鉄飯山線の線路にくぎ付けになっている2歳頃の私です。すでにこの時点で恍惚とする感覚がありました。)