所感:東洋経済オンライン記事

花束

昨日6月17日午前6時に、東洋経済オンラインニュースとして私の活動を取り上げていただいた記事がネット上に配信されました。

東洋経済オンライン「「公園のブルトレ」修復に取り組む社長の熱意」

Yahoo! ニュース ヘッドライン

こちらの記事は、Yahoo! ニュースのヘッドラインにも掲載され、本当にありがたいことです。

記事として取り上げることを決断してくださった東洋経済新報社編集局の大坂直樹様、そしてわざわざこちらまでお越しくださり、ご多忙の中2時間にもわたる取材をいただいた上に素晴らしい記事にまとめ上げてくださった記者の小佐野景寿様にまずこの場をお借りして深く御礼申し上げたく存じます。

また、今回の取材にご協力いただきました福岡市東区、ならびに元東区長で現在は福岡空港ビルディング株式会社 常務取締役でいらっしゃる副島広巳様にも心より感謝申し上げます。

福岡市貝塚公園 ブルートレイン保存車両 ナハネフ22 1007 再修復プロジェクト 2017

1.ブルートレインの存在を初めて知った頃の記憶

国鉄20系ブルートレイン車両を人生で初めて知ったのは「恐らく絵本」だと取材を受けた時に答えたのですが、その後かすかな記憶が蘇りまして、それは多分下敷きだったんじゃないかと思います。確か、いろいろな列車の「顔」の写真が並んだ下敷きで、その中の一つがテールサインで「あけぼの」(かつて上野―青森間を結んでいた寝台特急)になっていた20系だった気がします。その下敷きは、もしかすると4歳くらい(なので昭和53(1978)年くらい)に旧万世橋駅にあった交通博物館(東京 秋葉原の近く。今は閉鎖、再開発されていろいろなお店が入っています)に行ったときに母親が買ってくれたものだったと思います。

当時、交通博物館には103系電車の台車とモーターが並べられていて、それらにつながった本物の運転台が置いてありました。子供も自由に触れるようになっていて、私も「電車を動かしてみてごらん」とか言われて運転台の前に行ったのですが、マスコン(電車のアクセル)とブレーキとかその時は全然分からず、どきどきしながらもブレーキを思いっきり回したら非常ブレーキがかかってエアー音にものすごくびっくりしたことを覚えています。でも、その時にそばでずっと見守ってくださっていた博物館スタッフの方のあたたかい眼差しが今でも脳裏に焼き付いています。

2.2012年の修復記念イベント

福岡市貝塚公園のナハネフ22 1007の最初の修復を記念して、当初福岡市東区が7月にイベントを計画してくださいました。ところが、当日が近づいてくると福岡市の天気予報は雨。大丈夫かなあ?と思いつつもその日の朝福岡空港に着くと土砂降りになってやむ気配もありません。ちょうどその日は、九州北部で甚大な被害をもたらした平成24年7月九州北部豪雨と重なってしまったのです。貝塚公園に着くと、途中まで設営されていたイベントの機材がすでに撤去され始めています。東区役所から電話があり、やむなく中止とのこと。しかし、

「区長がぜひ高橋さんに会いたいと申しておりますので、区役所にお越しいただけませんか?」

区長室に通されると、当時の東区長 副島広巳さんから花束を渡されました。

「高橋さん、わざわざ横浜からお越しいただいたのに本当に申し訳ない。これは今日高橋さんにお渡ししようと準備していたものなので、帰りに荷物になってしまうかもしれないけれど、受け取ってもらえませんか。イベントは、何としてもリベンジしましょう、ね」

区長の役職としての責務を超えて人として示された優しさに、私は目頭が熱くなりました。

そしてその言葉通り、その年の10月にもう一度イベントが企画され、その日はとても気持ちの良い秋晴れとなりました。貝塚幼稚園の子供たちも集まってくれて、一緒にくす玉も割らせていただきました。

修復記念2012

修復記念イベントにて(2012年10月29日)

3.クラウドファンディングと今後の取り組み

今回私自身にとっても初の試みとなったクラウドファンディングは目標額に到達することができず、プロジェクトとしては不成立となってしまいました。私の力不足であり、貴重なご支援の意思を表明してくださった40名以上の皆様方には大変申し訳なく感じております。

支援者の方々へリターンとして準備していたお礼の品ですが、今後可能なものから順次調整の上オンラインで販売させていただき、売上の5%を「ナハネフ22 1007修復プロジェクト委員会」が管理する口座に拠出するという形での資金調達を目指します。

ご参考までに、優先順位としては、床下腐食箇所の修復をまずは最優先に行いたいと考えております。そのために必要な工事費の総額は、

360,150円

です。
それ以外にクラウドファンディングプロジェクトで予定していた残りのすべての工事に必要な費用の総額は、

3,307,614円

です。

なお、直接募金をしていただける方には、以下に委員会の口座情報をお知らせします。

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  • ゆうちょ銀行
    記号 10170、番号 99109061
    【店名】〇一八(読み ゼロイチハチ)
    【店番】018【預金種目】普通預金【口座番号】9910906
    ナハネフニジュウニ センナナシュウフクプロジェクトイインカイ

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(重要)上記ゆうちょ銀行口座に直接募金いただく方へ(重要)
※ 最後までお読みください ※

こちらの口座でお預かりした支援金は、福岡市貝塚公園に保存されている国鉄20系ブルートレイン車両、ナハネフ22 1007の今後の修復に関わる費用にありがたく充当させていただきます。

なお、クラウドファンディングプロジェクトサイトにて掲示させていただいているスケジュールは、プロジェクト不成立につきすべて中止となり、いったんすべて白紙となっております。

よって、今後は修復に必要な一定の支援額が集まったことを確認してから、施工担当の工務店様のスケジュール調整、ならびにJR九州様と福岡市からの工事許可申請手続き等のすべてを最初から改めて行う必要がありますので、工事完了まで恐らく数ヶ月から1年程度の時間がかかることはあらかじめご承知ください。

また、あくまでも可能性として何らかの事情によりJR九州様もしくは福岡市より工事許可がいただけないなどの理由で修復作業自体ができなくなるということも今後あり得ます。その際は、お預かりした資金を他の貴重な鉄道文化遺産の保存に役立たせていただくこととし、その範囲内での具体的な用途についてはナハネフ22 1007修復プロジェクト委員会にその決定を委ねることをあらかじめご了承いただけたものといたします。

皆様のご理解・ご協力に心から感謝いたします。